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倍音について
倍音
ピアノの様に弦振動で音を出す構造の場合、
その弦には特質があります。
「両端を固定した弦を振動させると、弦の中央部分の振幅が最も大きく、
端に行くに従いなだらかに振幅は、小さくなります。」
この様に両端を固定した弦全体が一つになって振動するものから出る音を基音と言います。
又振動の仕方により全長を整数等分された振動をしますが、
この様に、等分振動するものから出る音を倍音と言います。
2等分した振動から出る音を2倍音、3等分が3倍音、4等分が4倍音〜であります。
その振動数は2倍音は基音の2倍、3倍音は3倍、4倍音は4倍というようになります。
倍音とは基音に対して整数倍の振動数を持つ上向音です。
ピアノの場合15〜20倍音まで含まれていますが高い倍音は非常に弱くなります。
一般にはピアノの場合5〜6倍音辺りまでが強く、それ以上の倍音上音は弱くなります。
7倍音以上が強く出ると音は荒くなりますが、
高音部では、打弦点を変化させる事により敢えて7倍音以上を出させ、
音に高音らしい華やかさを与える事もしています。
ピアノで確かめて下さい。
中央のドの鍵盤を左手の指で、ゆっくりゆっくり一番下まで押し下げて下さい。
(音は出さないで、下さい。)
そしてそのまま、押したままにして下さい。
今度は、右手の指でオクターブ上のドを強く打って下さい、そして直ぐ鍵盤を放して下さい。
一瞬大きな音が出ますが、直ぐ消えます。
そして弱い綺麗な音が聞こえてきます。
この音は今押して放したオクターブ上のドの音が、
押したままの鍵盤の弦に共鳴して、鳴り出したのです。
代わりにその上のソや2オクターブ上のドで試しても同様に鳴り出します。
これによって弦は基本の音以外にも沢山の音を含んで発音している事が、判ります。
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